点描曼荼羅画「むすび」

描いていて、だんだんと全容が現れてきた頃に、
そのカタチが持つ意味のようなものを感じることがある。
この曼荼羅は、
ある機能や役割をもつ場所・地点という意味での
『むすびの地』『むすびの泉』『むすびめ』『約束の地』などという
言葉が聞こえてきた。
その地点から、どこか異なる地点へのつなぎ目。

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遠くから見ると一つのカタチ、近づくと点。
一粒の点から始まり、増殖し、一粒の点で終わる絵です。
それぞれの一粒は独立した点であると同時に、すべてに繋がる点でもあります。

直感的に描き進める技法の特性から、二度と同じデザインが生み出されることはなく、
それぞれが地球上に唯一、たった一つの曼荼羅です。
まるで、私の手を通して現れたがっている宇宙のカタチを描いているよう。

黒い紙は、無。すべての生まれる場所。
点は円であり、光。
なにも無い空間に、一粒の光の粒子が生まれ、
無数に集まったそれは、カタチとなる。

紙の大きさに囚われないとしたら、
このカタチはどこまでもどこまでも広がってゆくことができます。
平面に描いているものではあるけれど、
球体であり、全方位への広がりがあるもの。
調和、形霊。

場やご自身の気を整えたり、瞑想のツールとして、
インスピレーションの素として、
インテリアとして、ご自由に活用ください。

この点描曼荼羅画により、あなたの場が整い、心地よい空間となりますように。


［作品詳細］
タイトル： むすび
完成: 2023年夏 静岡県浜松市にて
額装: ART & FRAME Page・1（静岡県浜松市）にて
画材: 紀州紙、ゲルインクペン
額サイズ： 約32 x 32ｃｍ

原画
2度と同じ作品は描けないため一点もの
直射日光が強く長く当たる場所では褪色の可能性があります

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